青森県風間浦村は、5月に閉店した村で唯一のガソリンスタンドを県内初となる公設民営方式での再開を目指すなか、17日に開いた議会で、スタンドの運営をむつ市の民間業者に委託することを決めました。
風間浦村では、5月に村で唯一のガソリンスタンドが後継者不足などで閉店しました。
その後、村は設備を自治体が取得し、運営を民間に委託する県内初の「公設民営方式」で営業を再開する方針を決めていました。
村は、17日に開かれた議会の臨時会でスタンドの運営の委託先について、むつ市や野辺地町でガソリンスタンドなどの事業に取り組む「田村商事」を提案し、全会一致で可決されました。
ただ、議員からは、閉店してからの5か月間で利用するスタンドが村の外へと分散した人たちをもう一度引き戻すために、村の住民割引などの優遇措置を設けてほしいなどという意見も出ました。
風間浦村 冨岡宏 村長
「やはり皆さん不便を感じていましたし、灯油の配達等も、今まではすぐに来てくれたのが『来週になります』とかっていうことで不便を感じているというお話もあった。それらの解決ができるものと思っています」
村では今後、民間業者と具体的な運営方式などの協定を締結した上で、11月中のガソリンスタンド再開を目指します。