青森県弘前市で今シーズン初めて、リンゴの窃盗事件が発生しました。収穫前の「ふじ」約330個が木からもぎ取られました。
被害があったのは、弘前市蒔苗にある佐々木孝由さん(66)のリンゴ畑で、10月14日~16日までの間に2回にわたってリンゴ約330個、約7万8000円相当が盗まれました。
警察によりますと、佐々木さんは15日午後3時半ごろに1度目の被害に気がつき放置していましたが、16日午前5時半ごろに2度目の被害を見つけ、警察へ通報したということです。
被害農家 佐々木孝由さん
「手の届く高さの範囲で、下側のいいやつをもぎとっていく。10年くらい前から毎年。あまりにも、いいリンゴばかりもっていくので、交番へ被害届を出した」
畑では「ふじ」の木を35本を栽培していて、10月下旬に収穫予定でしたが、その一部がもぎ取られていました。
リンゴの窃盗事件は弘前市で今シーズン初めてで、主力品種の「ふじ」がこれから本格的な収穫期に入るため、警察はパトロールを強化するなどして警戒にあたっています。