青森県むつ市の観光遊覧船「夢の平成号」が、13日に運航最終日を迎え、36年の歴史に幕を下ろしました。

1989年に運航が始まった夢の平成号は、イルカウォッチングコースや仏ヶ浦コースなど3つの航路があり、雄大な下北半島を海の上から見ることができます。

ただ、船体の老朽化や運航体制の確保が難しくなったことなどから、今年度で運航を終えます。

運航最終日の13日は、むつ市の脇野沢港で行われたセレモニーで山本知也 市長から船長の中村秀則さんたちに花束が贈られました。

夢の平成号 中村秀則 船長
「イルカを見に来た小学生や中学生、一般の人が『来てよかった』と思ってくれたのが、運転していて心強かった」

夢の平成号は、セレモニーのあとの鯛島周遊で最後の出航となりました。