ねぶた制作であまった『和紙』 再生プロジェクト

ねぶた制作であまった和紙の再生プロジェクト。その第1弾は「卒業証書」でした。青森市内の中学校と小学校あわせて3校で新たな門出を祝いました。

そして、第2弾として今回計画されたのが未来の自分へ書いた『はがき』でした。このプロジェクトを企画して動いてきたのは、鳴海紙店の前田和彦さんです。

鳴海紙店 前田和彦 所長
「最初は色のついたねぶたを再生しようとしたが、色々な特殊な顔料があり、紙にできなかった。制作時に切り落とした和紙だったら、どうなのかと考え、再生紙としてよみがえらせることができた」

『はがき』には「ねぶたの面」も印刷されていて、青森らしい雰囲気に包まれています。

プロジェクトに賛同したねぶた師・立田龍宝さんが提供しました。

ねぶた師 立田龍宝さん
「『卒業証書』になり、今回は『はがき』になった。環境問題もある中で、今後の使われ方ということで。いつまでも子どもたちには、ねぶたという文化を知って、愛してほしいのが一番」

ねぶたの和紙を再生した『はがき』は、10月15日まで青森市のワ・ラッセで展示されたあと、沖館小学校へ返却されることになっています。