人手不足などの解消を目的に、大手コンビニエンスストアが青森県内の店舗でデジタル技術を活用した“アバター店員”を導入し、実証実験を始めました。東北地方の店舗では初の導入です。
今野七海 記者
「レジ前のモニターにはアバター店員が表示されています。実は従業員が遠隔で操作していて、店舗での接客を行っています」
ローソンが7月1日に県内の店舗に導入したのは“アバター店員”です。
従業員の人手不足などを解消するため、三沢市と十和田市の合わせて3店舗で実証実験を始めました。
こちらの店舗では、オペレーターがカメラで確認しながら「アバター店員」を通して客にセルフレジの操作方法を案内していました。
利用客は
「奥に人がいるるのがわかって、あまり違和感なくできた。高齢の方とかセルフレジが不安な人でもやりやすいかな」
“アバター店員”は
「自宅にいても皆さんの笑顔を見ながら接客できるのが新鮮でやりがい、おもしろさがあって、ずっと続けられる秘訣かなと」
東北地方の店舗では初の導入となったこの“アバター店員”。すでに導入されている全国の店舗では、セルフレジを利用する客が15%以上増えたほか、従業員がレジ業務にあたる時間が短くなるなどの効果があらわれています。
ローソン 総務部 上原正人さん
「いままでは品出しができなかったなど、商品の搬入のところに時間をさけるようになった」
ローソンでは、多言語での接客対応やアバターを立体的に表示する実証実験も行っています。