県内の優れたものや取り組みに迫る「キラリ逸品」です。今回は、青森生まれ青森育ちのヒツジの毛を紡ぎその毛糸を使ったハンドメイド作品です。素材としてこだわる背景には県産羊毛ならではの魅力と理由(わけ)がありました。

ヒツジの毛を紡いだ毛糸を使った手編みのニットや帽子。専用の織り機で手織りするホームスパンと呼ばれる技法を用いたマフラーなど優しい風合いの作品ばかりです。

作っているのは青森県産羊毛の会、「aomoriwool(アオモリウール)」の会員たちです。

会の代表でホームスパン作家の中川麻子さんが、和裁を手がけていた大村知子さんと出会い活動をはじめ、今では6人の会員がそれぞれ自宅で制作した作品を持ち寄り、年に1回作品展を開いています。
※aomoriwool 溝江美紀子さん
「子供育てるみたいに、少しずつ少しずつ愛情がわいてくる」

※aomoriwool 大村知子さん
「作品作りは個人的な作業ですけど仲間がいることで広がって楽しくなっていると実感があります」

この会員たちがこよなく愛する毛糸は、こちら。

青森生まれ青森育ちの食肉用のヒツジ、「サフォーク」という品種の毛です。

※aomoriwool 中川麻子代表
「ふわふわの温かみのある羊毛。やっぱり青森は寒いから暖かいものがやっぱり適していて、そういうヒツジが育っているんだろうなって」
