愛される理由~「まぐろまつり」と赤字覚悟の「格安弁当」

この日のお買い得は特上すじこ、ほっけ、瓶詰ウニ

スーパー玉井ならではのラインナップ、それが、マグロです。

普通スーパーでは、一度冷凍したものを販売することが多いですが、同店は冷凍なし!生の本マグロを扱っています。
市場から卸したものを朝にさばいて、すぐに販売しているので、鮮度抜群。まぐろ本来の美味しさを味わうことができます。

毎月1回開催される『まぐろまつり』は大人気イベントなんだそうです。

そして、一番人気のお弁当コーナーです。
エビ天重、のり弁当、のりコロッケ弁当など種類もボリュームも申し分ないラインナップ。なのに、ほぼ500円以下。こんなに安くて大丈夫?
一体どういうことなのでしょうか。

ハンバーグ弁当が350円ですよ!と驚きの今泉アナ

玉井社長
「ハッキリ言って…これ単品でいくと赤字です。今ご存知の通り、いろいろ値上がりしていますよね。だから、やっとの思いでやっているという感じですね。この商品はあくまでも目玉商品として、少しでも足を運んでもらえたらいいかなと思ってやっています」

格安弁当はあくまで、お客さんに足を運んでもらうきっかけ作り。来たついでに他の商品を購入してもらい、また来店したいと思ってもらうために、赤字でも続ける意味があると玉井社長は言います。

従業員の方にお話を聞くと…。

従業員
「本当に利益ない!なので、売り切って終わりって感じ。うちに来るお客さんって毎日同じで、近所のお客さんが来てくれるので、揚げ物を使わないお弁当とか、日替わりお弁当とか、新しいものを出していければと思っています」

安いお弁当だからといって、味に妥協はしません。安くていいものだからこそ、地元の皆さんが通っているのですね。

厨房には、そんなスーパー玉井の気持ちが表れた標語が貼られていました。

『とにかくいいものを出しましょう。売上げ、利益は後でついてくる』

玉井社長
「田舎の小さい店ですけども、商品を全国から取り揃えて、喜んでいただける商品を1品でも多く提供したいと思っています。少しでも得したという気持ちになってもらえればありがたいと思っています」

鶴田町のスーパー玉井は、どこまでもお客様ファーストのスーパーでした。

POPは玉井社長の直筆。ユーモアあふれる言葉が並びます

~店舗情報~
スーパー玉井
【住所】青森県鶴田町鶴田生松107-1

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分
2025年5月8日(木)、2022年5月12日(木)放送回を再編集しました。
※掲載しているのは放送当時の情報ですので、変更となっている場合があります。