東京商工リサーチによりますと、鉄筋工事などを手掛ける(有)東奥ガス圧接(青森県弘前市)が11日付けで青森地裁弘前支部より破産開始決定を受けました。負債総額は約1700万円に上ると見られています。
東京商工リサーチ青森支店によりますと、(有)東奥ガス圧接(弘前市・資本金400万円)は1973年創業(1980年法人化)の鉄筋工事業者で、ガス圧接による鉄筋の結合作業を主体に事業を展開。ピーク時の1998年6月期には8000万円を超える完工高を計上していました。
ただ、同業他社との受注競争が激しさを増す中、減収基調を余儀なくされ、赤字経営により長らく債務超過を強いられていました。
2009年に代表が交代したものの、経営環境の厳しさは変わらず、直近2025年6月期の完工高は約2300万円にとどまり、債務超過額も約1300万円まで膨らんでいました。今期も業績好転の兆しが見えない中、資金繰りも限界に達し、11月30日に事業を停止していました。
破産開始決定は12月11日付け(青森地裁弘前支部)、負債総額は約1700万円に上るとみられています。












