浪江を“ふるさと”とする人たちにとって大事な『サクラ』守るために

サクラ関係の活動で中心となったのは、弘前大学・農学生命科学部の本多和茂 准教授と、弘前大学・被ばく医療総合研究所の三浦富智 教授です。

弘前大学 被ばく医療総合研究所 三浦富智 教授
「祭り会場には、あふれるくらいに人がいて、地元の人も『こんなに人が集まるイベントはほとんどない』と言うくらい、みんなが楽しみに集まってきた。それが、うれしかった」

弘前大学 農学生命科学部 本多和茂 准教授
「浪江に戻って生活しないとしても、浪江をふるさととする。そういう人たちにとって、(サクラは)大事なことではないかと。そういった思いで取り組んでいる」

浪江町のサクラの名所は、ソメイヨシノ120本が川沿いの遊歩道に植えられた「請戸川リバーライン」です。地元の有志が結成した「絆さくらの会」は、原発事故の2年後には避難先から通い、ふるさとのサクラを守ってきました。