福島第一原発事故から14年― サクラのもとでの復興への一歩

2011年4月の福島県浪江町請戸地区。
福島第一原発の事故を受けて、防護服に身を包んだ隊員が行方不明者を捜索していました。このときから約14年―。
2025年4月4日に復興への一歩が刻まれました。

この日、浪江町のさくら祭りが原発事故以来、初めて開かれました。

浪江町民(女の子)
「サクラの下で見たのが楽しかった」
浪江町民(男性)
「一時は誰一人残らず避難したこの地に、また家族で来られたのは感慨深い」

浪江町の復興に協力してきたのが青森県弘前市にある「弘前大学」です。

2011年11月から浪江町で放射線による野生動物への影響などを調査してきました。町の依頼を受け、昨年度からはサクラの再生を支援し、祭りの開催をあと押ししてきました。