「火球」?「戦闘機」?… 空中で動いたものとして考えられるのは?

京都大学防災研究所​ 山田真澄 准教授
「自然由来の場合もありますし、人工由来の場合もある。これまでの観測事例としてよくあるのは『火球』ですね。宇宙から降ってくる火球が非常に高速で空中を運動する。それから『戦闘機』とか、『飛行機』みたいなものが非常に速い速度で運動する時にも、そういった衝撃波と呼ばれるものが生成される」

その上で、山田准教授は今回の異音は「地震の前触れというものではない」と説明します。

京都大学防災研究所​ 山田真澄 准教授
「これが地中のよく分からない地震の前触れとか、地中から伝わってくる信号ではない。地中から伝わってくる信号と空中から伝わってくる信号は速度が全く違いますので、これが空中を伝わって上空から地表に到達したということについては、間違いないことだと思います」

今回の異音の原因は特定されていません。
山田准教授によりますと、今回と同じような事例は全国で年間、数例確認されているということです。