「ハイローザ」の開店 土手町からの移転選んだ「カネ長武田」

そして、同じ場所で1980年に名称も新たに開店したのが「ハイローザ」でした。デパートではなく、ファッション中心の専門店が入るテナントビルとして再開します。

これに対して、土手町からの移転を選んだのが「カネ長武田」でした。1988年に城東地区での大型店舗の開発を表明します。

カネ長武田 武田貞助 会長(1988年の取材映像)
「今回の移転を予定しています城東の開発地は、大型商業施設として開発して参りますことは、広い意味での弘前市経済の活性化のために、大いに寄与できるものであると確信しております」

その後、土手町を襲ったのはバブル経済の崩壊でした。「かくは」の跡を継いだ「ハイローザ」は1998年、閉店に追い込まれます。そして2024年…。
