3月18日に開幕する選抜甲子園。青森山田の初戦の相手は沖縄尚学に決まりました。ナインは全国制覇を目標に掲げ、7日に現地入り。青森県勢初の紫紺の優勝旗をつかむ戦いが始まりました。

チームの代表として、大阪での組合せ抽選会に臨んだ青森山田のキャプテン菊池伊眞選手。

抽選の結果、開幕翌日の19日に沖縄尚学との初戦となりました。

青森山田 菊池伊眞 主将
「1回戦から強豪ばかり。先を見ずに一戦必勝で日本一を目指してがんばりたい」

沖縄尚学は選抜で過去2回の全国制覇を誇る強豪で、2024年秋の九州大会は最速150キロの1年生左腕・末吉投手を中心に、堅い守りから攻撃につなげるスタイルで頂点に立ちました。

青森山田の全国制覇には、この難敵を破ることが大前提となります。

7日午後には、菊池選手以外のナインも雪が舞う中で現地に向けて出発しました。

沖縄とは対照的で、グラウンドが使えない環境でも基礎練習を重ねてきた自信があります。

青森山田 平澤亮河 選手
「個人のレベルアップはすごく高まったのかなと思うので、後は本当に試合でそれができるのかというところだと思います」

5試合を勝ち抜くためには、秋の県大会から東北大会までの9試合を投げ抜いた先発の乕谷、リリーフの菊池統磨、抑えの下山の3投手の活躍が不可欠です。平澤選手はその「勝利の方程式」を扇の要として支えていきます。

青森山田 平澤亮河 選手
「1人1人良さがあるので、そこを自分がいかに引き出してあげるか、いつも通りのピッチングをしていれば打たれないと思う。自分は陰からサポートする感じでやっていきたい」

運命の初戦まであと12日。
紫紺の優勝旗をつかむ戦いが始まりました。