雪による建物被害が相次ぐなか、この冬、2回目となる災害救助法の適用を受け、青森市は高齢者が住む家などでの除排雪の支援につなげようと被害状況の確認を行いました。

青森市荒川の住宅を訪れた市の職員は、家の両側に積もった雪山を登り、建物への被害の状況を確認しました。

この家に住む84歳の川村スジエさんは、雪で窓が覆われ、家の中が暗くなり悩んでいたと言います。

川村スジエさん(84)
「(家に)帰ってきた時は何も見えなくて、どうしようと悩んでいました。そこの窓は全部上まで(埋まった)。台所のほうも全然見えません」

青森市では連絡を受け次第、高齢者が住む住宅を訪れて状況を確認し、除排雪の支援を行うことにしています。

青森市危機管理課 高橋秀太さん
「住宅にひびが入っているとか、柱が折れ曲がっている状況にあって、そのままにしておくと危ない現場も確認してきた。そういう状況を目の当たりにしたら、すぐにご連絡いただければ」

この冬、1回目に適用された災害救助法による自治体の支援件数は10の市町村で合わせて436件でした。

最も多かったのが板柳町の88件で、青森市は55件だったということです。