冬型の気圧配置の影響で雪が降り続いた青森県弘前市や平川市の碇ケ関では、今シーズン最も多い積雪となりました。大雪のため、県内を走る奥羽本線や五能線の一部の区間は終日運転を見合わせていて、明日22日(土)も運休や遅れが出る可能性があるとしています。
弘前市では断続的に雪が降り、積雪は一時、今シーズン最も多い138cmに達しました。
また、平川市の碇ケ関でも今シーズン最も多い積雪を観測しました。
この大雪で、JR奥羽本線や五能線は青森と秋田の駅間で運転を見合わせました。
その理由は、秋田県内で午前6時までの12時間に39cmの降雪を記録するなど、所によって強く雪が降ったためです。
列車は雪を抱え込む形で、前に進むことができずに止まったり、線路が雪で覆われてしまったりするほどで除雪作業が難航しています。
こうしたことから、奥羽本線や五能線は青森と秋田の駅の間で終日運転見合わせとなり、県内を走るJRの列車は上下線53本で運休が発生し、遅れも出ました。
明日22日(土)以降も、運休や遅れが出る可能性があるとしています。
気象台によりますと23日(日)午後6時までの48時間に降る雪は、多い所で平地で80cm、山沿いで110cmなどとなっています。
また、津軽と三八上北では発達した雪雲が同じ場所にかかり続けた場合、警報級の大雪となる可能性があるとしています。
気象台は、22日の夜遅くにかけて交通障害や屋根からの落雪など雪の被害に注意・警戒を呼びかけています。