海上自衛隊大湊地方総監部は、同僚隊員へのセクハラ行為や、同僚隊員の顔を殴り、ケガを負わせたとして22日までに、男性自衛官と男性事務官の合わせて3人を停職の懲戒処分としました。

海上自衛隊大湊地方総監部によりますと、護衛艦まきなみ所属の20代の男性海士は、自衛官候補生だった2022年5月、同僚の男性隊員と食事の配膳について言い争いとなったことから顔を殴り、全治6日のケガを負わせたということです。

また、大湊基地業務隊に所属する30代の男性海曹は、2023年7月上旬に、シャワー室から自分の部屋や着替えを取りに行くため、全裸で共用スペースの通路に出て、同僚の女性隊員に遭遇したほか、2023年9月には、別の女性隊員に対して性的な発言をして、いずれも不快感を与えるセクハラ行為を行ったということです。

さらに、50代の防衛事務官の男性は、2022年10月から、2024年2月までの間に同僚の女性隊員2人に対し、それぞれ、SNSや口頭で執拗に食事に誘ったり、好意を伝えたりするセクハラ行為を行って、精神的苦痛を与えたということです。

海上自衛隊では、同僚隊員の顔を殴った20代の男性海士とセクハラ行為を行った50代の男性防衛事務官に対して停職6日。セクハラ行為を行った30代の男性海曹に対し、て停職3ヶ月の懲戒処分を下しました。

海上自衛隊大湊地方総監部では、今年度、隊員の懲戒処分が相次いでいて、今回で、15件目となります。