青森県大間町で19日、大間漁協に所属するマグロ漁船の行方が分からなくなっていましたが、青森海上保安部によりますと、20日午後1時前に漁船が見つかり、今後、曳航に向けた準備が進められる見通しです。

20日午後0時51分ごろ、新りゅうじんから「船底赤色の転覆船を発見した」と通報があり、午後1時7分に青森海上保安部の巡視船おいらせが転覆した船を確認しました。行方不明となっている船長の藤枝亮一は、午後2時15分現在、見つかっていないということです。
漁船には船長の藤枝さんと乗組員の合わせて2人が乗っていて、乗組員の須藤愛教さん(55)は救助されましたが死亡が確認されました。

現場の海域は、西の風が約5.4メートル、うねりが西から1.5メートル、海水温は11.8℃で、波が高いことから漁船での捜索は困難で、仲間の漁師や町役場の職員は陸上から、海上保安部の巡視船や防災ヘリは海上で捜索を続けています。