ワタリガニの甲羅盛り

カニといえばズワイガ二やタラバガニ、青森ではトゲクリガニが有名ですが、今回はワタリガニを使って「甲羅盛り」を作っていきます。ワタリガニは生きているカニが一番ですが、選ぶ際は、甲羅が硬く口の周りが黒ずんでいないものがよいでしょう。

【材料1人分】
◆ワタリガニ・・1杯
◆塩・・適量(ゆでる水の3%)

【作り方】
1.大きめの鍋に水と塩(カニの重量の3%)を入れ、ワタリガニの甲羅を下にして入れる。沸騰してから約20分ゆでる。甲羅を下にしてゆでるとカニが浮きにくくなる

ゆであがった状態

2.冷めたら身をほぐす。まず甲羅をはずし、裏側の「ふんどし」とよばれている所をはずす。(甲羅はとっておく)

カニのふんどし(オスは三角、メスは丸い形をしています)

3.続いて、口の部分とエラの部分を外す。(ここは食べられない)

4.カニを縦半分に裂く

5.カニの足をばら、皮をむきながら実をとっていく(小さい足は、さばく人のご褒美としてその場で食べてしまいましょう)

6.関節部分を折り、そっとぬくと実がとれる

7.半身も同じように行う

8.ほぐした身を甲羅に盛って完成!

【ワタリガニのアレコレ】
一番下の脚がオール状に平らで遠くまで泳いで移動することからワタリガニの名がついたとされる。
・ワタリガニのオスは夏~秋に身が詰まって食べ応えがあり、メスは冬~春に赤い内子を蓄える。

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分
「わっちtheキッチン」2024年11月14日放送回より
【出演】炭×肴 じらいや 料理長 田中隼人