本格的な雪のシーズンを迎え、青森県にある黒石駅では、弘南鉄道のラッセル車の点検作業と試運転が行われました。除雪を担う国内で最も古い現役の車両はこの冬も稼働する予定で、本格的な雪に備えています。
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雪が降る中、姿を見せたのは、弘南鉄道のラッセル車です。
黒石駅では車両基地の担当者や運転士など15人が参加して、本格的な出動に向けての点検作業が行われました。
雪を線路の外に押し出す「ウイング」や、線路の間の雪をかき分ける「フランジャー」の動きを確認し、準備を整えました。
弘南鉄道のラッセル車は“鉄仮面”と称される様子や、重厚な黒いボディーが特徴です。
冬の定時運行を守る影の立役者は、1929年製で現役のラッセル車としては国内で最も古い車両です。
弘南鉄道によりますと、昨年度は記録的な暖冬の影響でラッセル車の出動回数は4回と例年に比べ少なかったということです。
弘南鉄道 中田正志さん
「古い車両ではあるものの、津軽においては、このラッセル車がなければこの冬を乗り越えられないということもあるので、大事にしていきたいと思っています」
弘南鉄道のラッセル車は、12月10日から本格的に出動することになっています。












