管理が難しい「マイナ保険証」

トラブルが相次ぐ「マイナ保険証」。もう1つ大きな問題となるのが「管理の難しさ」です。県内の介護老人保健施設では、多くの個人情報が集積されるマイナンバーカードの管理は『難しい』と明かし、対応に苦慮しています。

南部町の介護老人保健施設「孔明荘」。施設側で入所者から預かり、厳重に管理しているのが「健康保険証」と「介護保険証」です。入所者が病院などへ行くさいには、保管しているこれらを取り出して使うことになっています。

ただ、12月2日に一本化される「マイナ保険証」については、現時点では施設側で預かることは難しいとしています。

孔明荘 相談室 浅理幸江 課長
「マイナ保険証に移行するのに、まだ少し時間があるので、具体的な管理方法は施設としてはまだ考えておりませんけれど、いろいろ不安なところがありまして、ひとつひとつクリアしていかないとお預かりすることが難しいのが正直」