2024年の後継者不在状況

それによりますと、全体の57.7%にあたる1520社で後継者が不在でした。

前の年から3.5ポイント低下したものの、全国平均の52.1%と比べ依然、高い水準です。

業種別で後継者不在率が高かったのは「不動産業」の63.3%、次いで「建設業」の62%などとなっています。

一方で不在率が低かったのは「運輸・通信業」の49.2%、「製造業」の49.3%でした。

後継者の候補としては「子供」を中心とした同族の継承が大半を占めていますが、従来と比べると脱ファミリーの動きも見られるということです。

帝国データバンクでは、早期の後継者の選定、幹部人材の育成強化といった動きに連動していけば、休廃業件数の減少につながっていくとしています。