「2度とこういうことが起きないようにしないといけない」

警察によりますと、運送会社「盛運輸」の岩手営業所のトラックは、岩手県内を出発して八戸市に向かっていました。事故が起きる約2週間前にはタイヤ交換を行っていたということです。

警察は当時の男性運転手について、日常点検を怠り運転中にタイヤが外れたにも関わらず停車するなどしなかったとして過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。また、整備担当者2人は適切にタイヤの着脱を行わず日常の点検も怠ったとして業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

警察は任意捜査の事件であるとして、認否を明らかにしていません。

今回の事件を受け「盛運輸」では、ホイールナットに新たに専用の器具を取り付けることやホイールの材質を「鉄」から「アルミ」に換えるなどのほか、全ての営業所で外部の講師を招いた講習を2カ月間にわたり行い、点検作業を見直しました。

盛大剛社長は「2度とこういうことが起きないようにしないといけない」とコメントしています。