アメリカのルビオ国務長官は国連でロシアのラブロフ外相と会談を行い、ウクライナでの「殺りくの停止」を求めました。

ルビオ国務長官は24日、ニューヨークの国連本部でラブロフ外相と会談を行いました。

詳しい内容は明らかになっていませんが、アメリカ政府によりますと、ルビオ長官はトランプ大統領が求めている「殺りくの停止」を改めて要求し、戦争の永続的な停止につながる有効な措置をとるよう求めたということです。

一方、ロシア外務省によりますと、ラブロフ外相はウクライナ危機の根本的な原因に対処するため、アメリカと協力する用意があることを強調したということです。

この日、国連総会ではウクライナのゼレンスキー大統領が一般討論演説に臨みました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「強固な同盟、強い仲間、自らの武器だけが安全の保証を可能にする」

ゼレンスキー大統領はロシアによるヨーロッパ各地での領空侵犯に危機感を示したうえで、「ロシアがこの戦争を引き延ばしている間、沈黙してはいけない」と訴えました。