八戸市の訪問介護事業所がおよそ1万9000件の不正請求を行っていたとして、市は来月、訪問介護事業所の指定を取り消す処分を行うことを22日明らかにしました。

訪問介護事業所の利用者の一定割合以上が同じ敷地の建物などに居住し、サービスを受けている場合、介護報酬を10%差し引く「同一建物減算」を適用する必要があります。

八戸市の「ヘルパーステーションかりん」は、2022年7月から2024年3月までの間、事業所が自社運営の有料老人ホームにありましたが、減算を適用せず、市に対し、およそ1万9000件の不正請求を行っていました。

運営する法人は、「管理不行き届きだった減算についてきちんとした把握できていなかった」としています。