日常的に医療的ケアが必要な子どもは、青森県内に170人いるとされるなか、青森市で学校への送り迎えに関する支援を話し合う会合が開かれました。
23日の会合では、医療的ケア児の家族会に所属する福士裕美さんが通学支援の重要性を訴えました。
福士さんには、医療的ケア児の小学生の息子がいて車で送り迎えをしている途中に「たんの吸引」が必要になることもあると言います。
医療的ケア児の息子がいる 福士裕美さん
「私たちの子どもは成長しても親の手から離れるのは難しいです。介護はずっと続くんです。ですが、使える制度が健常児を育てる親と同じものです。どうしても崩せない壁の1つだと思っています」
県は昨年度から医療的ケア児の支援について検討していて、来年度は試行的に通学支援を行う予定です。ただ、ドライバー不足などで通学支援に対応できる事業所が少ないことが課題となっています。