青森県内に住む40代の男性が「SNS型ロマンス詐欺」の被害にあい、現金138万円をだまし取られました。警察が注意を呼び掛けています。
警察によりますと、詐欺の被害にあった県内に住む40代の男性は、2024年8月下旬ころから、利用していたSNS「X(旧Twitter)」を通じて知り合った『はるみ』と名乗る女性と「Line」でメッセージのやり取りをするようになりました。
男性が、次第に恋愛感情を抱くようになると、そのうち『はるみ』からは「ウィスキーを売買する投資があって、9万円のウィスキーが1か月で50万円くらい値上がりする」や「40年もののダルモアを購入すれば、1か月もかからずに100万円くらい値上がりして儲けることができる」などと儲け話を持ち掛けられたということです。
そのうえで、ウィスキーを買い付ける仲介者などとして『芳子』『奚大寧(読み方不明)』と名乗る人物を紹介された男性は、この投資を行うことを決めました。
その後男性は、『はるみ』『芳子』の2人の指示に従って9月19日~10月4日までに3回にわたり、ウィスキーの購入資金として現金138万円を指定された個人名義の口座に振り込みました。
しかし、現金の振り込み後、関わった3人とは連絡が取れなくなり、不審に思って弁護士に相談したところ被害に気が付いたということです。
警察は、SNSを通じて投資で儲かるなどとかたって、運用資金や出金手数料などを現金で振り込ませる詐欺事件が多発しているとして、投資話などを勧められた場合には絶対に1人で対応しないよう注意を呼び掛けています。