将来は社長に!調理科のある高校へ進学

馬渕賢太さん
「料理でお店を1店舗作ることができたら、そこの社長になれる。店を作るために(高校の)普通科に行くんじゃなくて、食物調理科行ったら卒業の時に調理師免許がもらえるっていうのがあったので」

卒業後の希望する就職先は、自分の中で陽気なイメージのイタリアンのお店だった。

馬渕賢太さん
「たまたま目についた求人票が、勤めたところなんですけど、会員制のホテル。そこで料理を勉強したらすごいやんみたいな…安易な考えでそこを受けに行きました」

見事に合格し就職。全国にあるホテルグループということもあり、最初の配属先は徳島県。しかし希望していた洋食の道ではなく、和食の道へ。

イタリアンを希望するも和食の道へ

馬渕賢太さん
「和食・中華・洋食の料理長の前でプレゼンする時間があって、僕の情熱が…とか白いお皿にトマトの赤色にのせて…とか、そういう恥ずかしい作文を書いたのに、洋食の料理長が食いついてくれて、その情熱どこの調理場でも発揮できるのか?と聞かれ、いけますと勢いで言ったら、和食に配属されました」

3年半、和食の料理人として働いた後、長野のお店に誘ってもらい働く予定だったが、その話は消えた。代わりに有馬温泉の旅館へ。先輩が一気に交代するのと同時に、副料理長に就任。4年半務めた。

その旅館の兄弟子がやっていた大阪のお店の人手が足りないということで、その店で働くことに。それが自分の店へと繋がっていく。