『五所川原市官製談合事件』27日現在で分かっている情報まとめ

五所川原市が発注した2021年の工事を巡る官製談合事件で、前の副市長ら3人が逮捕されました。

ここまで分かっている情報をまとめます。

まず、3人の関係ですが、一戸容疑者は五所川原市の前の副市長。片山容疑者は建設・設計を行う会社の役員。石井容疑者は現在は無職ですが、元は市の職員でした。

なお、27日に会見した佐々木市長は自身との関係について、一戸容疑者、石井容疑者は同じ中学校。そして片山容疑者は同じ高校。同じ学校に通っていた間柄だったと明らかにしています。

警察によりますと逮捕された3人は市営住宅の関連工事の入札を巡り、2021年10月、県内、またはその周辺に集まり、特定の業者に落札させようと打ち合わせを行いました。そして、実際に特定の業者らに落札させて、公正な入札を妨害したということです。

佐々木市長によりますと、一戸容疑者は市の組織である入札審査会の会長で、市長も一戸容疑者にその運営を「一任」していたということです。

この入札審査会は入札に参加する業者などに関して協議が行われていたということです。

それから3年後の8月、一戸容疑者は「一身上の都合」を理由に副市長を辞職しました。