庁舎の家宅捜索… 佐々木孝昌市長が会見で語ったことは…

官製談合などの事件現場となった五所川原市役所です。27日午後6時過ぎに警察が庁舎の家宅捜索を始めました。

8月まで副市長だった一戸容疑者の逮捕により、事件は今後、五所川原市役所の指名競争入札のあり方なども焦点となっていきます。市役所から中継でお伝えします。

新井宇輝アナウンサー
さきほど、5分ほど前に警察車両が駐車場のなかに入ってきました。職員用の出入り口に捜査員の方々、数名が入りました。これから警察が庁舎の家宅捜索を始めるとみられます。

今回の事件では、前の副市長の一戸容疑者ら3人が妨害したとされる入札は、こちらの庁舎2階にある会議室で行われました。

家宅捜索では、会議室や入札の担当部署がある2階には明かりがついていて、証拠を集めているものとみられます。

市役所の担当部署に日中の閉庁時間に取材をしたところ、職員は「報道を聞いて、ショックを受けた。課としても詳細がわからないので困惑している」と話していました。

当時現職の副市長だった一戸容疑者が今回、逮捕されたことを受け、佐々木孝昌市長がさきほど会見を開き、今後、対応を講じる考えを示しました。

五所川原市 佐々木孝昌 市長
「私はいまだに信じがたいと思っています。私は一戸副市長については非常に厳格で人格者だと思っています。これをひとつの契機にして透明性・公平性をどのように担保するかも含め、これから総務部長を中心にして庁内でしっかり対応してほしい」

市民からの信頼を損ねることとなった今回の事件。関係者、そして市民から真相の究明を求める声が上がっています。以上、中継でお伝えしました。