続く値上げ… それでも「お客さんが一番わかることをしちゃいけない」

秀寿司 桑田秀美社長
「海苔とかコメとか、全てにおいて値段に合ったような品物に下げてしまうと、お客さんがすぐわかるので、お客さんが一番わかることをしちゃいけないってことが、私の長いこと商売に携わってきた中で思っていること」

また値上げしているのはコメや海苔だけではありません。ネタになる魚介の価格も上がり続けています。本まぐろは1kgあたり3000円が3500円に。ウニは100g・2000円が2500円。ヒラメは1kg・2300円が3400円と軒並み上がっています。

こうした状況を踏まえ、2022年7月に続き、2023年11月に値段を改定。にぎり寿司は、並みや特上が100円値上げするなど商品価格は50円から200円上がりました。店では、仕入れ値の高止まりがこのまま続くと、経営努力では厳しいとしながらも“客離れ”につながる「価格の引き上げ」には踏み切れない側面があるとしています。