青森県の下北半島でも、春の観光シーズンに向けた準備が進んでいます。日本三大霊場の1つ「恐山」に向かう県道の除雪作業が、急ピッチで行われています。
冬の間、閉鎖されていたむつ市二又ゲートから「恐山」を結ぶ約7.6キロの県道=通称「恐山街道」。4月20日の開通に向けて除雪作業が急ピッチで進められています。
5日は青空が広がる中、恐山から約4キロ離れた冷水バス停付近での除雪作業が公開され、ロータリー車が降り積もった雪を勢いよく吹き飛ばして、道を切り開いていきました。
下北地域県民局道路施設・高規格道路建設課 下川原茂樹課長
「冬の間は非常に厳しい天候状況になっていて、きょうは天気にも恵まれて、雪もだいぶ下がってきているので、春の方を感じられると思います」
むつ市街地から恐山に繋がるルートは4月20日に、また、薬研温泉郷から恐山に続くルートでも4月25日の開通を目指して除雪作業が進められていて、下北地方にも徐々に春の足音が聞こえ始めています。