サクラの早咲きも新たな悩みの種…
弘前市の「GOOD OLD HOTEL」は、インターネットのみで予約できる無人の宿泊施設ですが、サクラの見頃が予想される4月19日～28日まではほとんどが満室です。
Will 澁谷侑城さん
「平日とかがまだ空室のところがあるので、花の開花状況とかで部屋が全部埋まってくるのかな」
宿泊施設は、料金を値上げして対応していますが、それでも春の観光シーズンの需要には対応できていません。
さらに、新たな悩みの種となっているのが年々早まるサクラの開花です。
弘前市旅館ホテル組合 木村知紀組合長
「5月に入ったらサクラは見れないなというのが、なんとなく自分たちのなかでの常識になっていますが、早くなっている分、来るお客さんに関しては、やっぱりゴールデンウイークに来たいというのがあって、そのへんの動向は少し前とは変わってきている」
さくらまつりの会期の終盤となる大型連休中は、観光客が伸び悩む傾向も見え始めていて、宿泊施設の中には宿泊料金を通常よりも下げる対応を取っているところも出てきています。
スナックを改装するアイデアで、全国的にも注目を集めた宿泊施設を管理するWillの澁谷侑城さんは、モノに頼るだけでなく弘前を選んでもらえるように、模索したいとしています。
Will 澁谷侑城さん
「サービスの在り方だったりとか、そういうところも見直しながら、こういう観光シーズンを大事に乗り切っていきたい」
遅咲きの八重桜「弘前七桜」や、岩木山麓に連なる「オオヤマザクラ」の魅力を発信することで、さくらまつりの期間全体を通した集客を目指しています。
