「つらい思いが本当に蘇ってきました…」けが発覚後の心境

Q.尊富士関は学生時代にも、けががありましたけども、そのことを思い出したり、よぎりましたか?
あぁ。そうですね。体も調子いいときに、今までけがをしてきたので。また、こういうときに…っていう。つらい思いが本当に蘇ってきました。体だけが心配でしたね。(千秋楽に)出る・出ないよりも。まぁ、本人の性格からして、立てるんだったら「出る」って言うんだろうなと思ってました。
立てるんだったら「出る」って言っては思ってたんですけど…。私はもう心配で。本当に「出る」って、大阪に行ってから「出る」って聞いたときは、本当にもう…。緊張とその心配とで、もうドキドキでした。ずっと…。

Q.千秋楽に大阪に向かわれたさいの気持ちは?
もう何も考えなくて。本人のきょうだいからも「行っても中に入れないんじゃない?」って言われたんですけど、もう入れなくてもいいから、その場所に行って、祈ってるだけでもいいからっていう感じで、もう次の日に朝、飛行機に乗りました。
Q.尊富士関のもとに行って「励ましたい」・「出るのを止めたい」どういった考えでしたか?
どっちもできない感じですね。行って「私が来てるよ」っていうのが、本人に伝わって、ちょっと気持ちが変わるのも何か不安だったですし、なんか「来てるよ」っていうのを伝えたいっていうのもありましたし…。なんか本当にもう悩んで、悩んで…。もう1人で祈ってるだけ。とにかく祈ってるだけでした。

Q.千秋楽に行った1日は、どういった流れだったんですか?
大阪に着いて、ただ待ってるだけでしたね。向こうの状況を。午前9時過ぎの飛行機で、お昼前にはついたんですけど。まだ状況もわからなくて。(会場の)中に入れないっていうのはわかったんですよ。急に行ったので。でも…。もうそこにいるだけでも何か…。うん。ただ、ソワソワしているだけで、本当に何もできない感じですね。私は力にもなれないし、本当にただいるだけでした。本当に。
チケット持ってない人が入れないっていうのは、普通だと思うので。中で見たいっていうのも、もちろんありましたけど、何か気づかれたくないっていうのも…。
もう葛藤でした。私が行ったことで、この流れが変わっても…。っていう感じで。いろいろ考えたんですよね…。