思わず抱きつき「よくやったね」大阪へ向かった母

春場所が行われている大阪へ向かいますが一般の観戦チケットは完売で手に入らず、結局、大一番を見たのは家電量販店に設置されたテレビでした。

尊富士の母・石岡桃子さん(47)
「中で見たいという気持ちももちろんありますし、(尊富士に)気づかれたくないという葛藤でした。私が行ったことで流れが変わってもという感じで。取組も足ばっかり見てました。足は大丈夫かと。周りにいる人とも抱き合って喜びました。うれしすぎて」

場所中は尊富士の集中を乱さないために連絡をしなかったという石岡さん。優勝後の祝勝会で対面し、2週間ぶりに言葉を交わします。

尊富士の母・石岡桃子さん(47)
「本人が支度部屋に入って来て、思わず抱きついてしましました。『よくやったね』と声をかけました」

110年ぶりの新入幕優勝という歴史的な偉業。石岡さんはその重みを噛みしめ、最後に自慢の息子へこう、エールを贈りました。

尊富士の母・石岡桃子さん(47)
「最高の親孝行ですね。無理しないようにと言っても、無理すると思うんですけど、体が一番でがんばってもらえればなと」