「11年連続の経常赤字」『副駅名』募集の背景に経営課題

津軽鉄道 白鳥泰総務課長
「津軽鉄道の輸送人員は、地元の利用者がどんどん少なくなっているなかで、観光面でがんばってきたというところがある。ただ、コロナ禍の影響もあり、観光面も上がったり下がったりしているなかで、少しでも収入を得たいというところで様々な取り組みを実施しています」


津軽鉄道の利用者数は減少が続いていて、昨年度はピークの10分の1以下となる23万2000人で11年連続の経常赤字となりました。これを受け、津軽鉄道はこれまでにもヘルメットや半纏など鉄道グッズのオークションを開催したり、老朽化した階段を改修するためにクラウドファンディングを実施したりしてきました。

こうしたなか、新たな一手として3月1日から始めたのがネーミングライツです。
津軽鉄道 白鳥泰総務課長
「県内・県外を問わず、津軽鉄道に熱い思いのある方や、思い出がある皆さまからの応募をお待ちしています」

津軽鉄道によりますと、副駅名は28日までに個人や企業から4件の応募があったということです。
募集は3月31日で一度締め切りになりますが、その後も応募がなかった駅は随時、募集が行われ、津軽鉄道は経営体制を強化しながら地域の足を守りたいとしています。
