2024年1月、青森県八戸市で当時5歳の娘に水をかけ、浴室に放置して死亡させたとして、検察は7日、母親と内縁の夫の2人を保護責任者遺棄致死の罪で起訴しました。

保護責任者遺棄致死の罪で起訴されたのは、八戸市柏崎4丁目の無職・宮本菜々美被告(22)と内縁の夫で同居する関川亮被告(31)です。

起訴内容によりますと、2人は2024年1月7日、宮本被告の娘である望愛ちゃん(当時5歳)を暖房設備のない浴室に連れて行き、服を着せたまま水で濡らしたうえ、約4時間浴室に放置。その後、死亡させたとされています。

捜査関係者によりますと過去にも複数回、関川被告が主導して望愛ちゃんを浴室に連れ込み、シャワーで水を浴びせていたことから日常的な虐待の可能性があると見ています。

2人は2月、傷害致死の疑いで警察に逮捕されましたが、青森地検は「所要の捜査の結果」罪名を保護責任者遺棄致死に切り替えて7日付で起訴しました。