リンゴ・水産分野…新たな時代に即した体制の構築

収量が高く作業も効率化できるとして注目を集める新たな栽培方法、高密植のわい化栽培専用の苗木の増産などを図ります。また、老朽化が進む県産業技術センターりんご研究所も建て替えを計画しています。

最新の研究設備に加え情報発信の拠点としての役割もそなえさせ、2027年度の完成、移転を目指していました。

このほかにも、水産分野では、100億円産業といわれる陸奥湾ホタテの事業に3300万円の予算を盛り込みました。生産から販売までの総合戦略を策定しながら、現在、輸出の禁止が続く中国以外の販路開拓に向けた調査などを進めます。

県農林水産部 成田澄人次長
「生産者が豊かさを実感できるように『所得向上』がキーワードになります。基礎的な取り組みもあるが、重点的に取り組む事業をスタートダッシュを図る予算を編成しています」

急速に進む人口の減少により、生産者の担い手不足や国内市場の縮小など様々な課題が残る農林水産業。

県は、新たな時代に即した体制の構築に全力を注ごうとしています。