鹿児島県霧島市の大学生が空き家を改修して、子どもたちが集う新たな施設を作りました。
(記者)「生まれ変わったのは、大隅横川駅のほど近く、およそ3年前から空き家となっている病院の母屋です」
霧島市横川町に完成した施設。およそ3年前に閉院した病院の隣にある、院長が住んでいた住宅を改修して作られました。
現在は市が管理していて、1階は子どもたちの図書室や遊び場として、2階は宿泊施設として利用出来ます。
手がけたのは、霧島市の第一工科大学・建築デザイン学科の学生17人。改修案は去年、県が主催する、空き家の利活用のアイデアを発表する学生コンテストで優秀賞を受賞。県からの補助金120万円を改修費にあてました。
およそ5か月かけて壁紙の張替えなどの改修や、県産の木材を使った家具をつくり、今月完成しました。
12日は、地元の人たちを集めて報告会が開かれました。そして、霧島市の第一幼児教育短期大学の学生が訪れ、子どもたちに絵本の読み聞かせをしたり、一緒にミニゲームをしたりしました。
(親子)「絵本を読み聞かせしてくれて、うれしかった」
「きれいに改装されてこういうイベントが開かれると、子どもたちに良い経験になる」
(第一工科大学4年 座波宏斗さん・藤崎竜誠さん)「気軽に来られる遊び場として、いつでも誰でも集まれる場所になれば」
施設の名前や具体的な利用方法などは今後、霧島市と第一工科大学で決めるということで、学生と地元の子どもの交流イベントを、定期的に開く予定です。
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