■ 調理中のスマホ…は要注意 食中毒を防ぐ最新お弁当グッズ
詰める際にも注意が必要です。

加藤さん:
「お弁当箱は汚い手で触らない。綺麗に洗いましょう。でも洗った後に、ちょっとスマホ…とか、ありがちですよね。途中で。スマホって結構、雑菌が多いんですよね」

画面の左側。汚れた手で詰めた場合、ブラックライトを当てると、白っぽい部分に菌が広がっているのが分かります。
さらに、おかず同士をくっつけると水分が出やすくなるため、『小分けにする』ことも大切です。
加藤さん:
「(おかずごとに)容器をたくさん使うのが嫌っていう人もいるじゃないですか。だから互い違いに(小分け用の)カップを入れてね。くっつかなければいいんですよ」

この『お弁当カップ』は、おかずを分けるだけでなく、水分も吸収してくれます。
加藤さん:
「こういう便利グッズがたくさんあるので、ちょっとした工夫でね、夏場だけでもそういうものを使って安全にね」

さらに、いま、お弁当の『冷たさを保つ』ための商品が販売されています。
『弁当箱を包む保冷温クロス』は、保冷バッグよりも、コンパクトに持ち運ぶことができます。

内部にアルミシートの加工がされた『おにぎり専用の保冷温ケース』もあります。

また、『蓋の内部に保冷ジェル』が入っていて、一晩凍らせれば、保冷剤の役目を果たしてくれる優れものも…。
夏バテしやすい季節。
様々なグッズや食中毒予防のポイントに加えて、大切にしたいのが日々の健康管理です。

加藤さん:
「健康な体に少しの菌が入っても、やはりそれは人間の治癒力・抵抗力っていうのがあるので、そこは頑張ってくれるんですけども、体力が落ちたり、免疫力が下がると、食中毒にもかかりやすくなります。ベースとして ”健康” を保つことはすごく大事です」
改めて食中毒予防の3つのポイントです。
● 手や調理器具の洗浄・消毒を行い、菌を「つけない」ようにする
● 調理後は冷やして保存し、できるだけ早く食べて菌を「増やさない」
● 食材をしっかり加熱して、菌を殺す「やっつける」
華やかな見栄えのいい弁当もいいですが、食べる人の健康まで気遣うことが、高温多湿の季節には大切です。