山口県宇部市は今年も「エヴァの街」としてにぎわいそうです。
宇部市が「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に3年連続で認定されました。
「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」は、2018年から毎年、国内外のアニメファンによるWeb投票で選ばれています。
宇部市が認定されるのは3年連続となります。
宇部市はエヴァンゲリオンの監督、庵野秀明さんの出身地です。
JR宇部新川駅とその周辺は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の劇中やポスターのモデルになっていて、多くのファンが訪れる「聖地」となっています。

2023年は「まちじゅうエヴァンゲリオン第3弾」として、「ロンギヌスの槍」の製作・展示やグルメフェアなどさまざまなイベントが行われましたが、その経済効果が発表されました。
篠崎圭二 宇部市長
「まちじゅうエヴァンゲリオン第3弾の実績につきまして約13億円の経済波及効果があったと…」
「ロンギヌスの槍」が展示されたときわ公園・彫刻の丘への来場者数はおよそ9万9千人で、前の年に比べて1.6倍となりました。そのうち、県外からの来場者は1万9千人で、前年比で4.4倍と大幅に増えました。
また、まちじゅうエヴァグルメフェア対象メニューの売り上げはおよそ2千4百万円と、第2弾のおよそ2倍となっているほか、山口宇部空港のグッズショップの売り上げもおよそ3千8百万円と3.1倍となりました。
篠崎市長
「庵野秀明さんの出身地である宇部市の強みを生かしまして、このエヴァンゲリオン関連の企画というのはしっかりと考えて行きたいと思いますし、大きなコンテンツとしてまだまだ可能性があるなというところを手応えとして感じているところであります」
宇部市は新年度も第4弾として、庵野監督の作品に関するイベントを考えていく方針です。篠崎市長は「庵野監督の出身地である宇部市の魅力を発信し、宇部市のファンになってもらえるよう取り組んでいきたい」としています。