大泉洋さんが主演する映画「室町無頼」製作発表会見が行われ、大泉さんのほか、なにわ男子・長尾謙杜さん、松本若菜さん、北村一輝さん、柄本明さん、堤真一さん、入江悠監督が出席しました。


本作は直木賞を受賞した同名小説の映画化で、舞台は室町時代後期から戦国時代へと向かう中世の暗黒時代。大泉さんは実在の人物、蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ)を演じます。
大泉さんは“脚本を読むにつれ、これどうやって撮るんですかと。スケールがデカいから。やってみると思いの外、人力でやるんだなと。もう少しCGを使ってくれるのかと思ったら。もうちょっと工夫ないのかなと。我々が大変な映画でした“と早速ボヤキ全開。
一揆シーンの撮影も一苦労だったようで、大泉さんは“何人呼んでんねんってくらい、とんでもない数の俳優さんたちが来てて。とんでもなく広い東映のオープンセットの中で撮影してるんですよ。(監督の)「カット」の声が聞こえないんですよね。「カット」がとっくにかかってるのに、ずっと一揆してるんですよ、冬に。死んでしまうわ“と、尚もボヤキが止まらず。

さらに殺陣の稽古では“久々に殺陣をやるので(アクション監督に)「一から教えてください」って言ったら、アクションの監督さんが「とりあえず今日は大泉さん、木刀持って基本の上から振り下ろすやつを100本」と。初日100本振らされまして。腕がパンパンになりました。それくらい私は頑張ってました“と、撮影に打ち込んだエピソードを披露しました。

また、これが本格的なアクション初挑戦となる長尾謙杜さんは、“台本を見ると(自分の武器が)棒っていう。刀じゃないんだというところから始まったんですけど、いざ稽古が始まると棒が難しくて。僕も大泉さんと同じように初日は「まずは100本振ろうか」から、僕はいろんな振り方があって500本くらいやらされたんですよ。泣きそうになりながら“と苦労した様子を明かしました。
これに大泉さんは“長尾くんのアクション、本当にすごいです“と大絶賛。
続けて“この映画は、ほとんど長尾くんの成長の物語なんですよ。東映は「大泉さんの映画です」とか言ってますけど、長尾くんの映画ですよ。実際そうじゃない。途中からだんだん腹立ってきてね。長尾くんの映画じゃないかよと。どんどんカッコよくなってね“と『大泉節』全開で笑わせていました。
映画「室町無頼」は2025年1月17日公開です。
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