体験イベントで共感の輪広げる

東谷さん
「こうして竹林のところまでわざわざ来て体験までしてくださるという方はなかなかいらっしゃらないので、とてもありがたく心強く思っております。今日はよろしくお願いいたします」

人手不足の現状を変えようと考えたのが、「竹活体験イベント」です。幅広い人が山に目を向けるきっかけになればと不定期で開催し、この日は熊本県から男性1人が参加しました。将来、林業に携わりたいとやってきたそうです。

東谷さん
「去年の春、生えてきたのがもうこのぐらいの大きさになります」

男性は、本格的に山に入るのは初めて。まずは枯れた竹をまとめる作業です。実際に竹林に入ったことは、貴重な体験になったようです。

熊本から参加
「同じように頑張っている若い方を見て、自分も将来何かできることがないかなと常に考えてやっていきたいなと思いましたね。また明日からも、しっかり頑張ろうと元気をもらえましたね」

イベントを通して少しずつ共感の輪が広がっています。

東谷さん
「若い世代が今後この土地を生きていくので、そういった方たちにより目を向けていただけたら、もっと活動の幅も広がるかなと思います」

「竹害」を知り、「竹」を持続可能な資源として生かすことができれば、山や人里を守るサイクルが生まれる。光の差す里山づくりへの挑戦はこれからも続きます。