潜入!! 貯水率0パーセントの鹿野川ダムの内へ

貯水率0パーセントのダムの中へ足を踏み入れダム底を見てみると、地面がひび割れていて、そのひび割れはまるで南米・ボリビアにある“ウユニ塩湖”のようです。
――例年だとどれくらいまで水が来ている。
(肱川ダム統合管理事務所・南本秀行副所長)
「例年、今の時期だと貯水率40%くらい。対岸の山肌を見ると草が生えているが、あそこでだいたい貯水率40%」

例年と比べても水位が大きく下がっているのが見て分かります。ただ、ここで1つ気になることが…。
なんと、ダムの貯水率0パーセントのはずなのに、水が溜まっているのです。見てはいけないものを見てしまったのでしょうか…。
――水が溜まっているが、貯水率には含まれないのか。
(肱川ダム統合管理事務所・南本秀行副所長)
「『堆砂容量(たいさようりょう)』として溜まった水で、貯水率には含まれない容量になる」
もちろん、いまのダムの貯水率は0パーセント。副所長が説明する、貯水率に含まれない「堆砂容量」とは一体なんなのでしょうか?