県内No2の規模を誇るダム・3ヵ月もの間、貯水率0%に…

ここは、愛媛県南西部を流れる肱川(ひじかわ)。

四季折々の情景は豊かで、夏には岐阜の長良川・大分の三隈川(みくまがわ)と並び称される「うかい」や、冬には霧を伴った風が河口を吹き抜ける「肱川あらし」などが、多くの人々を魅了します。

そんな肱川の流域にあるのが大洲市の「鹿野川ダム(かのがわダム)」。1959年に運用を開始し、総貯水容量4,820万トンで、県内2番目の規模を誇ります。

しかし、記録的な少雨の影響で、2023年11月から3か月あまりにわたって貯水率0パーセントの状態が続いていました。

貯水率0パーセントの状況で、下流の肱川に水は流れるのでしょうか…?
そして、市民生活に影響はないのでしょうか…?

まずは鹿野川ダムのことを知るため、ダムを管理する「鹿野川ダム管理支所」を訪ねることにしました。