「非業の死を遂げた被害者らの恐怖」1時間半かけて量刑を読み上げた

続いて、増田裁判長が判決文を読み上げる。量刑の部分だけで、約1時間半にも及んだ。
「突然一瞬にして、さながら地獄と化した第1スタジオにおいて炎や黒煙、熱風などに苦しみ、その中で非業の死を遂げた被害者らの恐怖、苦痛は計り知れず、筆舌に尽くし難い」
「遺族らは理不尽にも、かけがえのない家族を奪われた。その悲しみや苦しみ、喪失感や怒りは例えようのないほど深く大きい。極刑を望むことも至極当然」
「被告は、『自分がしたことの大きさから目を背けることが多い』と述べるなど、遺族や被害者らの感情を逆なでするような表現で発言しており、被害者らの実情に十分向き合えていないと言わざるを得ない」














