「漠然とした考え」から「どうすれば勝てるか?」へ

今では競輪界のトップで活躍する松浦選手ですが、デビューしたばかりのころは、なかなか勝てなかったといいます。
松浦悠士 選手
「若い頃はただ練習して、ただレースに行って、『なんで勝てないんだろう』みたいな。本当に漠然とした考えしかなかった」
「どうすれば勝てるか」―。契機となったのは先輩からの言葉でした。
松浦悠士 選手
「先輩に『お前の脚力があったら、俺はS級1班になれる』と言われて、『何が必要なんですか?』と聞いたら、『それは自分で考えろ』って言われて、そこから自分で考えるようになった」
勝つためにどうすべきか、自分で考えて追求するようになりました。

松浦悠士 選手
「本当に考え方は大事だと思っている。一度、選手になれているわけなので、おそらく肉体的にそこまで大差はないと思っている。そこから何をするかによって全然変わってくると思う。正直、自分よりも脚力の優れた選手は、自分でも脚力が足りないと思うところはあるが、それを補えるのが競輪。戦略・走り方・展開をすごく大事にしたい」