常に「解散」の緊張感が伴う衆議院。「オール沖縄」勢力はこれまで県内全ての選挙区で事実上の統一候補を擁立してきましたが、次回の選挙を巡っては4区で複数の名前があがっていて調整が難航しています。

候補者の1本化が進まない背景には何があるのでしょうか。

元市長、前回の候補、女性県議 3人の候補者が

本島南部と宮古島や石垣島など、先島諸島を選挙区とする沖縄4区。自民党は、現職の西銘恒三郎さんの出馬が規定路線となっているほか、日本維新の会から、山川泰博さんが出馬の意向を示しています。

一方、オール沖縄勢力は…

山川仁さん
「我々、れいわ新選組として、これから茶番なしの真っ向勝負で真の国民のためにある、政党政治として頑張っていきたいと考えています」

前の豊見城市長で、日本維新の会の山川泰博さんの弟・山川仁さんが、れいわ新選組から公認を受け、出馬の意志を表明しています。

前回、立憲民主党公認で立候補し、現職に敗れた金城徹さん。再び公認候補となり、立憲民主党県連の新年会で、挑戦する意思をアピールしました。

金城徹さん
「私はぜひとも、再度4区から挑戦をして、国政へ参加をしていきたい」

金城さんが、党の重役やオール沖縄関係者と意見を交わす中、1人の女性の姿が。石垣市出身で与党系無所属の県議・比嘉京子さんです。

比嘉さんは去年、オール沖縄勢力からの、女性国会議員の誕生を求める市町村議員有志より、出馬要請を受けました。

比嘉京子さん
「今回の出馬要請、非常に重く受け止めさせていただきます。沖縄の未来のために皆さんの願いが、実現できるように、私も努力をしていきたいと思います」

オール沖縄勢力から、これまでに3人が立候補に意欲を示している状況ですが、候補者1本化に向けた作業は難航していて、選考委員会さえ、まだ立ち上げられていません。