業界団体は「認証制度」取り入れるも…

喜入キャスター:
シェアサービスの取引仲介業者の団体「シェアリングエコノミー協会」では対策として「認証制度」を設置しています。「認証制度」は、業者へのヒアリング、外部有識者による審議などで認証し、認証した企業には「認証マーク」を与え、問題のある取引を防ごう、というものです。

トケマッチは2023年6月8日にこの認証を取得していましたが、今回の件を受け、2月6日に認証取消となりました。その理由は大きく二つです。▼相談窓口が設置されていない、▼サービス停止・終了時、事前に利用者に通知されていない、この2点が基準に不適合として、認証取消となりました。

この認証制度というのは現時点で、財務的な審査を行っていません。ですからこの事業が継続できるかどうか、これを担保することが難しいという状況です。
今回の事態を受け、シェアリングエコノミー協会は「認証制度の審査手順や基準の検証を速やかに実施する」としています。
相手の顔が見えにくい取引なので、こういった制度の充実はもちろん、今回のトケマッチのケースだと「いち早く時計を戻して欲しい」。まずそれが第一かと思います。
小川キャスター:
シンシアさんは、シェアリングサービスのトラブルについてどのようにお感じですか。

薄井シンシアさん:
私はどちらかというと、すごく慎重な人なのでシェアリングエコノミーは使うんだけれども、企業はすごく選びます。
要するに、ネットの普及のおかげで、ビジネスを立ち上げるのがすごく簡単になりました。それは一つのメリットなんですよね。ウェブサイトがあれば、だれでもビジネスができる。逆に簡単にできるからこそ、ユーザーの方は取引先、使うサービスを、本当に慎重になって使うべきだと思いますね。
小川キャスター:
簡単に便利できるからこそ、心理的なハードルもぐっと下がってしまっているところはありますよね。
藤森キャスター:
整備が追いついているところと、まだまだ届いてないところがある。
小川キャスター:
リスクがあるというところも認識しながら利用していく、ということになるんでしょうかね。
※動画内で紹介したアンケートは8日午前8時で終了