「また作り直さなければいけないということの方がおかしい」

住宅の平均築年数を国際的に比較したデータをみると、日本ではアメリカやイギリスと比べると、およそ半分の年月で家を取り壊してしまうのです。専門家も日本で短い期間で家が建て替えられている現状に警鐘を鳴らします。
<東京藝術大学 山本理顕客員教授>
「(日本には)江戸時代に作った住宅が残っていますよ。200年間持つ住宅をつくることは建築の専門家としていいますけど、全然問題なくできます。住宅は本来そうつくられるべきなんですよ。お父さんが死んじゃったから子どもの世代になってまた作り直さなければいけないということの方がおかしくありませんか」
<平松建築 平松明展社長>
「日本の最終処分場ってあと20年で埋まってしまうということで、ゴミ処理するのにとんでもないコストがかかるようになるので、そのツケを僕たちは若い人たちにいかに減らしてくかということを考えないといけないと思いますね」
平松建築は「住み続けられる家作り」を掲げ、住宅の壁の通気性を確保する工法を推奨しています。
<平松建築 平松明展社長>
「夏とか湿度が高い時に湿気がこもりにくいので、1万棟以上施工されていますが、白アリが入った事例がない」
平松建築がユーチューブでの動画配信に力を注ぐのは、広く情報を届け、推奨している工法など長く資産価値を保てる家づくりを浸透させるためです。
日本の家づくりをもっといいものに、職人社長は情報発信を続けます。