シリーズ「現場から、」です。石川県輪島市で唯一しょうゆを製造するしょうゆ蔵が地震で全壊しました。100年以上も地元で愛された味。「輪島の味」を残そうと、再建に向けて動き出そうとしています。
石川県輪島市で唯一しょうゆを製造する谷川醸造の社長・谷川貴昭さん(47)。
谷川醸造 谷川貴昭 社長
「ここが『しょうゆ蔵』。しょうゆの製造をしていた場所」
地震によって、広さおよそ600平方メートルあるしょうゆ蔵が全壊しました。
築100年以上のしょうゆ蔵。2007年に起きた地震では持ちこたえましたが、今回の地震では完全に倒壊してしまいました。
谷川醸造 谷川貴昭 社長
「(在庫も)取り出せない状態。1.8Lのペットボトルが1000本くらいあったかもしれない」
谷川醸造は1918年から、輪島市でしょうゆを作り始めました。昔ながらの木桶を使い、大正時代から受け継がれてきた味を守り続けてきました。この蔵で造られる甘口の「サクラしょうゆ」は、輪島市の市民であれば誰もが知る味です。
今は、壁が崩れ、むき出しになった木桶。再建のめどが立たず、途方に暮れていた谷川さんの元には「あの味を忘れたくない」という被災した人たちからの声が届きました。
輪島市民
「(Q.どこのしょうゆを使っている?)しょうゆは地元のサクラしょうゆ。輪島の味、慣れた味が無くなるのが残念だと思う。ずっと同じ味が食べられるようになればいい」
「普通に使っているなじみのしょうゆ。生まれつき。代々使っている。残念のひと言。これから再建していただきたい」
しょうゆ蔵の再建はまだまだ先になります。それまでは石川県内の同業者の設備を借りて、しょうゆ作りを続けるつもりです。輪島の味を絶やさないために…。
谷川醸造 谷川貴昭 社長
「いろんな方から励ましの声をいただいて。そういうことを言われて辞めたというのは簡単には言えないっていう思いもある。この土地で仕事ができるなら頑張ろうかなと思えるのかもしれない」
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